皆様こんにちは!ロマです!
こんにちは!ロマ子です!今日は何について勉強していくのかな?
今日は『入浴介助』についてです!
介護において重要な介護の一つですね!
そうなんです!一緒に勉強していきましょう!
1. 入浴介助とは?
入浴介助とは、自力での入浴が難しい要介護者に対して、入浴の支援を行うことです。要介護者の清潔と健康を維持する重要な役割を果たします。湯船に浸かる方法、シャワー浴、蒸しタオルでの全身清拭など、最適な方法を選びましょう。
入浴介助の目的は、身体の清潔を保つこと、リラックス、異常の早期発見です。これらは清潔を保つだけでなく、心身の健康維持にも寄与します。目的を理解し、効果的な介助を行いましょう。
2. 入浴介助前の準備
入浴介助前の観察項目には、体調と身体の両面があります。入浴によって容態が悪化する危険性もあるため、観察は必須です。異常があれば、入浴を控えるべきです。
入浴介助時の服装には、エプロン、サンダル、ズボン、手袋が必要です。これらは介護者の安全と衛生を守るために重要です。
入浴介助に必要な物品には、バスタオル、着替え、ボディーソープやシャンプーが含まれます。適切な準備をして、安全な介助を心がけましょう。
上記の介助用品を揃えることで、入浴介助がスムーズになり、双方の負担が軽減されます。できる限りこれらを用意して入浴介助を行うと良いでしょう。
①バスタオル
身体を素早く拭くためには、大きくて吸水性の高いバスタオルが望ましいです。短時間で拭き取ることで、湯冷めの防止にもつながります。
②着替え
入浴後の着替えを事前に用意しておくことで、脱衣所で慌てることがありません。下着や部屋着、必要に応じておむつなども準備しましょう。
③ボディーソープやシャンプー
泡タイプのボディーソープやシャンプーを使用すれば、泡立てる時間を短縮できます。敏感肌や乾燥肌の場合は、刺激の少ない製品を選びましょう。
④スポンジやボディタオル
高齢者の皮膚は敏感ですので、柔らかい素材のスポンジやボディタオルを用意します。手で洗う方法もありますが、その際は手袋を着用することをお勧めします。
⑤シャワー用の椅子
転倒防止に役立つ背もたれ付きの椅子が推奨されます。立ち上がりやすいように、座面が高めのものを選ぶと良いでしょう。
⑥転倒防止マット
浴室の床は滑りやすいので、転倒防止マットを敷くことが安心につながります。浴槽内や浴室の床にも敷くと良いでしょう。
⑦保湿剤や軟膏
保湿剤や軟膏は清潔な肌に塗る必要があるため、入浴後に使用するのが最適です。高齢者の肌は乾燥しやすいので、すぐに塗布できるように準備しましょう。
3. 入浴介助の流れ
流れを事前に把握しておくことで、スムーズな入浴介助が可能です。シーンごとに手順を分けて解説します。
①入浴前
1. 体調をチェックする
2. 浴室と脱衣所を温めておく
3. 浴槽にお湯をはる
4. 必要な物を用意する
5. トイレを済ませてもらう
入浴介助時は、自分が入浴するよりも準備や確認項目が多くなります。入浴は血圧の変動を起こしやすいため、体調の確認は必須です。また、急激な寒暖差はヒートショックを引き起こすため、浴室や脱衣所を温めることが重要です。本人が意図せず急に尿意を感じることもあるため、事前にトイレを済ませておくと安心です。
②入浴中
1. 椅子や床にお湯をかけて温める
2. 足元からゆっくりとお湯をかけていく
3. 全身を洗い、泡が残らないようにしっかり流す
4. 手すりを使うか、介助者が支えながら浴槽に入る
5. 温まったら、足元に気をつけながら浴槽を出る
お湯の温度確認は、皮膚が薄く感覚が敏感な腕の内側で行うのが推奨されます。高齢者の肌は敏感なので、介護者が大丈夫だと感じても熱い場合があります。急激な温度変化を防ぐためにも、足元からかけ湯を行います。皮膚に泡が残ると皮膚トラブルの原因になるため、十分にすすぎましょう。
③入浴後
1. タオルで髪や身体を拭く
2. 椅子に座って保湿剤や軟膏を塗る
3. 座ったまま着替える
4. 水分を摂取する
5. 体調を再度チェックする
立った状態で着替えると転倒のリスクがあるため、座ったまま着替えることが推奨されます。おむつや下着、ズボンを履く際は、すべてに脚を通してから立ち上がることで、何度も立ち上がる必要がなく、負担が軽減されます。脱水症状を避けるためにも、入浴後の水分摂取は欠かせません。
4. 身体を洗う順番とは
① 足元
② 髪
③ 上半身
④下半身
上記の順番で洗うことで、身体への負担が少なく、入浴もスムーズになります。本人の希望がある場合は、必要に応じて順番を変更しても問題ありません。
①足元
心臓への負担を減らすために、足元からお湯をかけます。熱いお湯をいきなり身体にかけると、血圧が急激に変動し、ヒートショックなどのリスクが高まります。
②髪
髪は、お湯で予洗いした後に泡立てたシャンプーで洗います。お湯で流す際は耳を塞ぐことが推奨されます。シャンプーハットの使用も効果的です。シャンプーのすすぎ残しは肌荒れの原因になるため、しっかりと洗い流します。
③上半身
顔や首など、頭に近い部分から順に洗います。脇や肘の内側、乳房の下などは汚れが溜まりやすいため、念入りに洗います。上半身は比較的洗いやすいので、身体機能や認知機能を維持するためにも、できるだけ本人に洗ってもらうことが推奨されます。
④下半身の洗浄
足先から始めて、ふくらはぎ、太もも、お尻の順に洗いましょう。陰部や肛門は可能な限り本人に洗ってもらい、太ももの裏など自分では洗いにくい部分は手伝いをします。股や膝の裏など汚れがたまりやすい箇所は特に丁寧に洗うことが大切です。
5. 入浴介助の際の注意点
・声かけを常に行う
・危険予知を怠らない
・プライバシーを尊重する
・急激な温度変化を避ける
・長時間の入浴を控える
・体調がすぐれない時は無理をしない
これらの注意点を守ることで、事故のリスクを減らし、健康とプライバシーに配慮した入浴介助が可能です。
①声かけの徹底
入浴介助時には、「お湯は熱くないですか?」「今から体を洗いますね」といった声かけを徹底しましょう。突然のお湯のかけたり、触れたりすると驚かせてしまうことがあるため、気持ちに寄り添いながら丁寧に対応することが重要です。
②危険予知の徹底
床につまずきそうな物がないか、滑りにくいかを確認し、転倒防止のために物を置かないようにし、マットを敷くなどの対策をしましょう。浴室を出た後は、足の裏までしっかりと水分を拭き取ることが大切です。
③プライバシーの配慮
家族であっても、裸を見られることに抵抗を感じる人もいます。最大限の配慮をし、入浴を拒否された場合の対応方法も考慮することが必要です。
④急激な温度変化の回避
急激な温度変化はヒートショックを引き起こす可能性があります。特に冬場はリスクが高まるため、浴室や脱衣所を適切に暖める対策を取りましょう。
⑤長時間の入浴の回避
長時間入浴はのぼせや脱水症状の原因となり得ます。入浴前後の水分補給を忘れずに行い、長時間の入浴は避けましょう。
体調不良時の無理のない対応
体調が悪い時は入浴を控え、蒸しタオルで体を拭くなどの代替方法を取りましょう。
⑥シャワー浴の選択
全身浴が困難な場合は、シャワー浴が適しています。循環器や呼吸器の疾患がある方、麻痺がある方、皮膚疾患がある方には特に推奨されます。入浴介助時と同様の注意を払い、温まるために少し長めにシャワーを浴びることを意識しましょう。
⑦サービスや施設の利用
入浴介助の負担が大きい場合は、訪問介護や訪問入浴サービス、施設入居などの利用を検討しましょう。これにより、高齢者や要介護者の心身の健康を支え、予期せぬトラブルを防ぐことができます。不安がある場合は、これらのサービスを利用することも一つの選択肢です。
6. まとめ
入浴は人間にとっては非常に重要なものです。その分、介助するにしても、大きな危険が伴うものになります。介助方法や必要物品当等をしっかりと把握し、安全に入浴することが出来るよう努めましょう。せっかくのお風呂なので、気持ちよく入れるのが一番です!皆様の介護の一助になれば幸いです!