介護キラリ☆ホット

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スキルアップ:介護現場でのコミュニケーション技術について!

皆さんこんにちは!ロマです!

こんにちは!ロマ子です!今日は何について勉強していくのかな?

今日は『コミュニケーション』についてです!

とても気になります!しっかり理解したいです!

では皆さんで一緒に勉強しましょう!

介護現場でのコミュニケーションは非常に重要です。

利用者(主に高齢者を指す)とのコミュニケーションを通じて、良好な関係を築き、質の高い介護へとつなげることができるからです。

この記事では、介護現場でのコミュニケーションにおいて注意すべき点を、以下の2つの観点から解説します。

① 介護現場でのコミュニケーションの目的とその重要性
② 実践可能な介護現場でのコミュニケーションスキル

コミュニケーションに課題を感じている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

 

 

1. コミュニケーションの目的は?

介護現場でのコミュニケーションは、利用者を深く理解し、良好な人間関係を築くために不可欠です。

しかし、私たち介護職員は時として、コミュニケーション自体を目的と誤解し、利用者を深く知り、信頼関係を築くことに至らないことがあります。これは注意が必要です。

コミュニケーションの本来の目的を見失ってしまうと、利用者との信頼関係を築くことができず、結果として質の高い介護を提供することはできません。

コミュニケーションは手段の一つに過ぎないと理解し、それを目的化しないよう心がけましょう。

適切なコミュニケーション技術を駆使して、利用者との信頼関係を構築し、より良い介護サービスへと繋げていきましょう。

 

2. 介護現場におけるコミュニケーションの重要性

中には病気や障害により、自分の思いや考えを伝えるのが困難な利用者もいます。時には、相手の言葉を理解できずにストレスや不安を感じることもあります。

介護職員は、利用者の病気や障害の特性を理解し、個々に合ったコミュニケーション手法を学び、実践することが求められます。これにより、利用者が感じるストレスや不安を少しでも軽減することが目指されます。

結局のところ、介護職員にとってコミュニケーションは、重要な仕事の一つです。

 

 

3. 利用者とのコミュニケーションの基本

コミュニケーションを取る際には、認知症の特性やレベルを理解し、それに応じてコミュニケーションの方法を適応させることが必要です。

以下に、注意点を例とともに説明します。

 

認知症の利用者に対して

認知症の症状や認知機能のレベルは利用者ごとに異なります。そのため、介護職員は個々の利用者に適した対応をすることが大切です。

 

認知症の介護では、否定をしないことが基本です。

 

話の内容が理解できなかったり、現実とかけ離れていたとしても、決して否定しないでください。

まずは利用者の話に耳を傾け、その感情が快か不快かを観察しましょう。

 

 

4. 不安を口にする利用者の場合

施設に入所する利用者の中には、帰宅したいと願う方や不安を表明する方がいらっしゃいます。

私たち介護職員は、業務の多忙を理由に「ここがあなたの家ですよ」とか「医師がしっかり見ていますから大丈夫ですよ」といった一時的な対応をしてしまいがちです。

利用者が話す内容にのみ焦点を当てるのではなく、その背後にある不安や焦りの理由、最近の変化、生活の困難さなどを考慮し、共感的な対応をすることが重要です。

 

 

5. 介護現場で実践できるコミュニケーション技術

ここまで述べてきた基本をもとにして、現場で活用できるコミュニケーション技術を3つ紹介します。いずれも現場で実践できる技術なので、是非トライしてみて下さい。

 

①質問の技法

質問の技法として「開かれた質問」と「閉じられた質問」を紹介します。

 

 

【利用者】

家に帰りたい

 

【介護職員】

家に帰りたいですか?(閉じられた質問)

 

【利用者】

はい、そうです

 

【介護職員】

なぜですか?(開かれた質問)

 

【利用者】

主人が仕事から帰ってくる時間なので…

 

【介護職員】

ご主人がおられるのですね。どこにお住まいですか?(開かれた質問)

 

この際、決して質問攻めにならないように、言い方や順番、雰囲気に注意します。

この技法を活用すれば、利用者の想いや、不安な気持ちの原因を知ることに繋がるでしょう。

 

②共感の技法

介護の現場で、利用者が不快な感情を示すことがあります。そのような時には、感情を否定するのではなく、感情に共感を示すことが重要です。

利用者の感情を理解し、「共感」を通じて適切に対応することで、彼らの気持ちを落ち着かせることができる場合があります。

以下に具体的な例を示します。

 

【利用者】

昨日の晩、息子のことを考えていて、よく眠れませんでした

 

【介護職員】

息子さんのことが気になったのですか、眠れなくて大変でしたね。(共感の技法)

良かったら息子さんのこと聞かせてもらえませんか?

 

共感の技法は言葉だけではなく、語調や表現・表情にも注意が必要です。共感した態度が伝われば、利用者の感情の伴ったお話が聞けるかもしれません。

 

③繰り返しの技法

利用者とコミュニケーションを図るなかで、利用者の言葉を繰り返す技法です。

これを実践することで、利用者は「私の話を聴いてくれている」「話の内容が伝わっている」と感じるでしょう。

 

具体的な活用シーンを紹介します。

 

【利用者】

息子の送迎が来ないわね。

ずっと待っているけどどうしたのかな?

 

【介護職員】

送迎が来ないのですね…。(繰り返しの技法)

どうしたのでしょうね。

 

この際、オウム返しのように無機質に繰り返すのではなく、利用者の表情を見ながら適切なキーワードを繰り返します。また、語調や表現・表情にも注意が必要です。

 

6. 「聞き上手」を心がけよう

介護の現場では、話し上手よりも聞き上手が重宝されます。

介護職員の中には、利用者の話を聞かずに自分の話ばかりをして、「自分はコミュニケーション能力がある」と自負している人もいます。これは非常に残念なことです。

介護の現場で本当に大切なのは、利用者の話にしっかり耳を傾けることです。これこそが真のコミュニケーション能力と言えるでしょう。

 

7. おわりに

介護現場でのコミュニケーションは非常に重要です。利用者との対話を通じて信頼関係を築き、その基盤の上で医療・介護スタッフが協力して質の高い介護を実現するためです。利用者は自らの悩みや不安を聞いてもらいたいと願っており、介護スタッフには利用者を理解し、その言葉の背後にある感情に共感し、支えることが求められます。この記事で紹介したコミュニケーション技術を駆使して、利用者の理解を深め、より良い介護へとつなげてください。

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