皆さんこんにちは!ロマです!
こんにちは!ロマ子です!今日は何について勉強していくのかな?
今日は『車椅子』についてです!
とても気になりますね!考えるいい機会ですね!
では皆さんで一緒に勉強しましょう!
1.車椅子とは
車椅子は、歩行が困難な人々の移動をサポートするための重要な介助用具です。介護施設では、入居者の生活の質を向上させるために、さまざまな種類の車椅子が使用されています。車椅子の選択は、使用者の身体状況や利用目的によって異なります。例えば、歩行が全くできない方には電動車椅子が適している一方、短距離の移動だけが必要な方には簡易車椅子が有効です。
2.車椅子の基本的な種類
①手動車椅子
手動車椅子は、利用者自身が車輪を操作して移動するタイプの車椅子です。施設内での移動やリハビリテーションの一環として使用されることが多いです。手動車椅子は、シンプルな構造で、費用も比較的安価であり、メンテナンスも容易です。自分で操作が可能な利用者や、介助者が後ろから押して使用する場合に適しています。
具体例:
- 標準型手動車椅子:
- 座面と背もたれが固定されており、基本的な移動に適しています。
- 病院や介護施設で一般的に使用されます。
- 折りたたみ可能で、外出時に車のトランクに収納しやすいです。
- リクライニング機能付き手動車椅子:
- 背もたれがリクライニングするため、長時間の座位でも利用者がリラックスできるように設計されています。
- 脊椎損傷や筋力の低下がある利用者に適しています。
- バリフリーモデル:
- 座面が低めに設計されており、トイレやベッドへの移乗が容易です。
- 自立している利用者や、介助が必要な利用者に適しています。
②電動車椅子
電動車椅子は、電動モーターを搭載しており、リモコンやジョイスティックで操作します。全身に障害がある方や、筋力が弱い方にとって、自立して移動する手段として非常に有効です。電動車椅子は、室内外問わず使用することができ、バッテリーの充電が必要ですが、その分、長距離の移動や日常生活の自立を支援します。
具体例:
- 標準型電動車椅子:
- 基本的な電動移動機能を備えており、屋内外の利用が可能です。
- 操作が簡単で、初めて電動車椅子を使用する利用者にも適しています。
- 高機能電動車椅子:
- リクライニングやティルト機能、昇降機能を搭載しており、利用者の快適性を追求したモデルです。
- 脳卒中や重度の身体障害を持つ利用者に適しています。
- オフロード電動車椅子:
- 大きな車輪と強力なモーターを備え、不整地や屋外のさまざまな環境でもスムーズに移動できます。
- アウトドア活動や庭での利用を希望する利用者に適しています。
3.介護施設で使われる特別な車椅子
①多機能車椅子
多機能車椅子は、リクライニング機能やティルト機能を備えており、長時間の使用や特定の姿勢を保持する必要がある利用者に適しています。これらの機能により、体圧を分散させることができ、褥瘡(床ずれ)の予防にも役立ちます。多機能車椅子は、脳卒中や脊髄損傷などで体幹の支持が必要な方に利用されています。
具体例:
- リクライニング車椅子:
- 背もたれが180度近くまで倒れるため、長時間座っている場合でも、利用者がリラックスできる姿勢を保つことができます。
- 座位が困難な利用者や、車椅子上で休憩が必要な利用者に適しています。
- ティルト車椅子:
- 座面全体が前後に傾斜することで、圧力を分散し、姿勢の安定を図ります。
- 長時間座っていることで褥瘡ができやすい利用者や、体幹の支持が必要な利用者に適しています。
- リフト付き車椅子:
- 車椅子からベッドやトイレへの移乗を容易にするためのリフト機能を備えています。
- 介助者の負担を軽減し、利用者の移乗を安全かつスムーズに行うことができます。
②簡易車椅子
簡易車椅子は、軽量で持ち運びがしやすい車椅子です。外出時や短距離の移動に適しています。介護施設では、通院や外出レクリエーションの際に一時的に利用されることが多いです。
具体例:
- 折りたたみ簡易車椅子:
- コンパクトに折りたたむことができ、移動や保管が容易です。
- 外出時の短距離移動や、車での移動が多い利用者に適しています。
- トラベル用車椅子:
- 軽量で、航空機や公共交通機関での移動に適しています。
- 座面や背もたれが取り外し可能なモデルもあり、荷物として持ち運びが簡単です。
- シャワーチェア兼用車椅子:
- 防水性の高い素材で作られており、シャワー時にも使用できます。
- 入浴時に介助が必要な利用者に適しています。
4.車椅子の選び方
車椅子の選択は、利用者の身体状況、利用目的、使用環境などを考慮して行う必要があります。以下のポイントを参考にしてください。
- 利用者の身体状況:身長や体重、体力の程度を考慮して適切なサイズと機能を選びます。例えば、背が高い利用者には、シートの高さや深さが調整可能な車椅子が適しています。また、腰痛を持つ利用者には、サポート機能が充実した車椅子が重要です。
- 利用目的:日常生活の移動、リハビリ、外出など、具体的な利用シーンに合わせて選びます。例えば、長時間の使用が予想される場合には、クッション性の高いシートやリクライニング機能がある車椅子が良いです。一方、短距離の移動や一時的な利用には、簡易車椅子が適しています。
- 使用環境:室内か屋外か、段差や狭い通路があるかどうかなど、使用環境に適した車椅子を選びます。例えば、屋外での使用が多い場合には、耐久性が高く、オフロード性能を持つ車椅子が適しています。室内での利用が中心の場合には、軽量で取り回しが容易な車椅子が良いです。
- 快適性:利用者が長時間快適に座れるよう、クッションや背もたれの形状、材質などを確認します。快適性は、利用者の体調や心理状態にも影響を与えるため、細かい部分にも気を配ることが重要です。
- メンテナンス性:車椅子の手入れや部品交換が容易かどうかも考慮します。メンテナンスがしやすい車椅子は、長期間にわたり安心して使用することができます。
5.まとめ
車椅子は、利用者の生活の質を向上させるための重要なツールです。介護施設では、利用者の身体状況や生活スタイルに合わせて、適切な車椅子を選ぶことが求められます。手動車椅子、電動車椅子、多機能車椅子、簡易車椅子など、それぞれの特徴を理解し、利用者のニーズに最適なものを選択することが大切です。また、快適性やメンテナンス性も考慮し、利用者が安全かつ快適に生活できるようサポートすることが必要です。