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介護施設の夜勤の内容とは!?仕事内容を解説!

皆様こんにちは!ロマです!

こんにちは!ロマ子です!今日は何について勉強していくのかな?

今日は『介護施設における夜勤』についてです!

そうなんですね!重要な仕事ですから気になります!

では一緒に勉強していきましょう!

 

 

介護職において、未経験者の中には夜勤の仕事に不安を感じ、求人選択から外す人もいます。しかし、夜勤の業務内容は日勤と大差なく、多くの施設では日勤からスタートし、徐々に経験を積みながら夜勤に移行するため、過度に心配する必要はありません。

また、最近では夜勤の人手不足が多くの施設で問題となっており、給与や手当の増額で応募者を増やそうとする施設もあります。

夜勤を選択肢に入れることで、選べる求人の数が増えるだけでなく、金銭的なメリットも享受できます。

この記事では、夜勤未経験者向けに、介護職における夜勤の業務内容やメリット・デメリットを解説し、夜勤専従の働き方についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

 

1. 介護職の「夜勤」とは?

介護職における夜勤は、夜間に勤務することを指します。介護施設は24時間体制で運営されており、利用者へのサービス提供や見守りを行うため、職員は交代で夜勤を担当します。

夜勤の時間帯は法令で定められていないため、施設やシフトによって異なりますが、多くの施設では16:00~17:00から翌朝9:00~10:00が夜勤時間とされています。勤務時間は長いため、休憩や仮眠の時間が確保されるのが一般的です。

夜勤の人員体制は厚生労働省によって以下のように定められています。

 

厚生労働省が定める夜勤の配置基準>

特別養護老人ホーム:利用者25人につき1人以上配置
・介護老人保健施設:利用者20人につき1人以上配置
グループホーム:利用者9人につき1人以上配置
・小規模多機能型居宅介護:利用者9人につき1人以上配置

 

日勤に比べて人数が少ないため、必要な介助が多い施設では、起床時に忙しくなることが予想されます。

 

《2交代制勤務と3交代制勤務の違い》

介護職の勤務形態には2交代制と3交代制があり、夜勤を含むシフトの組み方や勤務時間が異なります。

 

■2交代制勤務
・シフト:日勤・夜勤
・勤務時間:日勤8時間・夜勤16時間

 

■3交代制勤務
・シフト:日勤・準夜勤・夜勤
・勤務時間:各8時間

 

3交代制の場合、夜勤は8時間となり、無理なく働けますが、シフトの複雑さが問題となることがあります。

夜勤のある職場を選ぶ際は、施設の勤務形態を確認することが大切です。

 

2. 夜勤の勤務形態についての介護職

介護職の夜勤は、日勤とは異なる勤務形態です。

以下では、夜勤の勤務形態の主な特徴について説明します。これから夜勤を始める方は、これらの特徴を理解しておくと、夜勤に対するイメージがしやすくなるでしょう。

 

《勤務時間》

介護施設は24時間体制で運営されており、交代制勤務が基本です。

交代制には2交代制と3交代制があり、夜勤の時間は施設によって異なります。

2交代制では17:00から翌9:00まで、3交代制では22:00から翌6:00までが一般的です。

2交代制は16時間勤務、3交代制は8時間勤務が特徴です。

多くの施設が2交代制を採用していますが、長時間勤務が困難な方は3交代制の職場を選ぶと良いでしょう。

 

《出勤回数》

夜勤の出勤回数は施設によって異なり、労働基準法で上限は定められていません。

夜勤協定による規制はありますが、協定には強制力がなく、未締結の施設もあります。

一般的に、2交代制では月4~5回、3交代制では5~6回の夜勤が目安です。

夜勤専従の場合、2交代制は約10回、3交代制は約20回の出勤があります。

出勤回数はワークライフバランスに影響するため、就業前に確認が必要です。

 

《人員配置》

夜勤は日勤よりも少ない人数で行われます。

施設の形態や規模により最低人数は定められていますが、通常は2~3人で担当し、小規模施設では1人での担当もあります。

利用者の急変時などには冷静な対応が求められます。

経験が少ない場合は、1人での夜勤は避けるべきです。

 

《休憩時間》

夜勤は長時間勤務のため、休憩の取り方が重要です。

消灯後は巡回とオンコール対応が中心で、休憩はほとんどの施設で確保されています。

しかし、1人での夜勤ではオンコールが集中し、休憩が取れないこともあります。

夜勤は毎回異なるため、1人での勤務では休憩が取りにくいことも想定しておくべきです。

 

3. 夜勤の仕事内容

夜勤の仕事内容には、日勤と同様に様々な業務がありますが、夜勤特有の業務もあります。

以下では、夜勤の主な仕事内容を4つ紹介します。

 

《食事のサポート》

夜勤の最初の業務は夕食のサポートです。

出勤後、日勤者からの引継ぎを行い、夕食の準備と介助をします。夕食後は服薬支援や口腔ケア、片付けを行います。

出勤直後は忙しいため、効率的な行動が重要です。

 

《起床介助》

夜勤の最後の業務は起床介助です。

多くの施設で朝5時頃が起床時間で、排泄介助や着替え、朝食の準備を行います。

起床介助後は日勤者に申し送りをして、夜勤は終了します。

起床介助は夜勤で最も忙しい時間帯であり、職員間の連携が重要です。

 

《排泄介助》

多くの施設で決められた時間に排泄介助を行い、夜勤では就寝前の排泄介助が重要な役割を果たします。

排泄介助は、利用者の要介護度や状態に応じて行われ、定刻に排泄感を感じない人もいるため、柔軟な対応が必要な業務です。

また、消灯後の深夜時間帯にも、利用者の要求があれば排泄介助を行う必要があります。

 

《安否確認》

夜勤特有の業務は、利用者の就寝後の安否確認です。

定期的に巡回し、体調に異変がないかを確認したり、利用者からのオンコールに対応します。

夜勤の介護職員は長時間勤務するため、複数名で勤務する場合は交代で休憩や仮眠を取ります。

また、定期巡回の合間に介護記録の記入や事務作業を行い、日勤者への引き継ぎがスムーズに行えるよう準備することも大切です。

 

4. 夜勤のタイムスケジュール

以下は、2交代制勤務の夜勤タイムスケジュールの一例です。

 

 

5. 夜勤時の救急対応

夜勤で救急対応が必要になった場合は、冷静に対処します。

まず利用者の状態を確認し、バイタルを測定して看護師や医師に連絡します。病院搬送が必要な場合は救急車を呼びます。

救急対応が不安な人もいますが、日本医療労働組合連合会の調査によると、夜勤時の救急対応発生率は介護施設の約30.5%と比較的少ないです。

救急対応が多い施設は特別養護老人ホームと介護老人保健施設で、約40%です。

グループホームや介護老人保健施設では、歩行中の利用者が転倒して怪我をするリスクがあります。

夜間でも、認知症による徘徊やトイレでの歩行があり得るため、夜間巡回時にはしっかりと確認し、必要に応じて見守りや声掛けを行います。

 

6. 介護職の夜勤のメリット

介護職の夜勤のメリットは以下の通りです。

①夜勤手当がもらえる

夜勤手当は、夜勤をしたことに対して支払われる手当で、1回あたり5,000~10,000円が相場です。月に4回夜勤をすると、月間で約20,000~40,000円、年間で増加します。

 

②連休のような気分を味わえる

日勤と夜勤を続ける連続勤務では、翌日が休日になることが多いです。そのため、夜勤明けの朝から翌日にかけての連休のような気分を楽しむことができるのもメリットの一つです。

介護職は連休や長期休暇が取りにくい職種ですが、夜勤明けの休日を利用して自分の趣味を楽しむことが可能です。

 

③求人の選択肢が増える

多くの施設で夜勤の人手不足が問題となっています。夜勤が可能な施設を選ぶことで、選べる求人の数が大幅に増えるでしょう。

給与やその他の条件が良い施設に出会える可能性も高まるため、夜勤を視野に入れた転職活動をお勧めします。

 

7. 介護職の夜勤のデメリット

介護職の夜勤には以下のデメリットがあります。

 

①体調を崩しやすい

夜勤は体調を崩しやすいというデメリットがあります。日勤の翌日が夜勤である場合や、24時間勤務の通し夜勤があると、疲労が蓄積し、心身の疲労が激しくなる可能性があります。

ただし、休日に十分な睡眠を取って体力を回復させることで、これらの問題は解消可能です。

 

夜勤が適していなかったのではなく、人員体制や利用者の状況など、仕事環境が体調に影響を与えた可能性も考えられるからです。

また、体質に合わない人もいるため、そのような人には夜勤を推奨していません。

 

②救急対応への不安

夜勤では看護師やスタッフが少ないため、経験がない人は夜間の救急対応に不安を感じることがあります。しかし、最初は業務に慣れるために日勤のみのシフトが多いため、業界未経験者でも安心して仕事を始められます。

救急対応は日勤中にも発生する可能性がありますが、看護師や救急隊員の指示に従って冷静に対応すれば問題ありません。

 

8. 夜勤専従という働き方

介護施設では通常、交代勤務で夜勤を行いますが、「夜勤専従」という夜勤専門の働き方もあります。夜勤専従は、夜勤のハードなイメージを払拭し、メリットを享受できる働き方です。

以下では、介護職の夜勤専従の仕事内容やメリット・デメリット、適している人について解説します。

 

①夜勤専従の仕事内容

夜勤専従の仕事内容は、夕方の出勤から消灯までの利用者が起きている時間と、消灯後の就寝時間帯で異なります。

夕方の出勤後は、日勤者からの申し送りを受け、夕食準備、食事介助、口腔ケア、服薬支援、排泄介助などを行います。消灯後は、見回りとオンコール対応が主な業務です。

利用者の起床介助と朝食サポートを行い、日勤者に申し送りを終えたら業務は終了します。

夜勤専従は、出勤後と退勤前が忙しい一方で、大半の時間は待機しながら見守りを行うことが特徴です。日勤に比べて、メリハリのある働き方と言えます。

 

②夜勤専従のメリット・デメリット

夜勤専従で働く際のメリット・デメリットは以下の通りです。

 

■夜勤専従のメリット

・生活リズムを一定に保てる

夜勤専従は、夜勤のみのシフトで働くため、生活リズムを一定に保つことができます。

交代勤務よりも心身の負担が少なく、ワークライフバランスを取りやすいと感じる人もいます。

・少ない日数で多く稼げる

夜勤専従は、時給や日給が高く設定されており、夜勤手当も支給されるため、効率よく稼ぐことができます。

 

■夜勤専従のデメリット

・経験者でないと採用が難しい
夜勤専従は人気があり、少人数での業務に対応する能力が求められるため、基本的に経験者でないと採用が難しいです。

経験が浅い場合は、一般的なシフトで経験を積んでから応募することをお勧めします。

 

・勤務時間が長い
夜勤専従の勤務時間は一般的な夜勤よりも長くなりがちです。長時間勤務や昼夜逆転の生活が合わない人は、無理に夜勤専従を選ばない方が良いでしょう。

 

■夜勤専従に向いている人

・自由時間を多く持ちたい人
夜勤専従は勤務日数が少なく、多くの自由時間を確保できます。時間を大切にしたい人や、メリハリをつけて働きたい人に適しています。

 

・効率よく稼ぎたい人
夜勤専従は勤務単価が高く、少ない日数で効率的に稼ぐことができます。また、自由時間を副業などに活用したい人にも適しています。

 

昼夜逆転の生活リズムが苦でない人
夜勤専従は昼夜逆転の生活リズムになりますが、夜型の生活が苦でない人には適しています。体調に影響が出る人は、夜勤専従を避けた方が良いでしょう。

 

 

9. 夜勤の求人選びの注意点

夜勤の求人を選ぶ際の注意点を3つ紹介します。

 

・介護のレベル
特別養護老人ホームグループホームでは、求められる介護のレベルが異なります。未経験者や経験が浅い人は、自分のスキルと介護レベルを比較することが大切です。

 

・夜勤体制
夜勤体制は種類が多く、勤務時間や回数も様々です。「2交代制か3交代制か」「夜勤専従スタッフの有無」「勤務時間」「月に必要な夜勤回数」など、夜勤体制を確認しましょう。

 

・仮眠の可否
仮眠は施設によって異なりますが、休憩時間や仮眠の有無も確認しておくことが重要です。

 

10. まとめ

介護職においては、多くの施設で夜勤が必要とされます。ワークライフバランスを保ちながら効果的に働くためには、夜勤の勤務体系や業務内容をよく理解することが大切です。

夜勤の利点と欠点を理解することで、夜勤を含む自分に適した働き方を見つけ出すことが可能になります。