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妊娠中の介護職:対応と避けるべき業務について!

皆さんこんにちは!ロマです!

こんにちは!ロマ子です!今日は何について勉強していくのかな?

今日は『介護職の妊娠』についてです!

とても重要ですね!しっかりと勉強しましょう!

では皆さんで一緒に勉強しましょう!

介護職に従事していて妊娠が分かった方の中には、今後の仕事について不安を感じている方もいるでしょう。

「職場にはいつ妊娠を報告すればいいの?」

「そもそも妊娠中も介護職を続けることは可能なの?」

といった疑問が浮かぶことでしょう。

そこで、介護職における妊娠報告の適切なタイミングや、妊娠後の働き方、注意点について説明します。

 

 

1. 介護職における妊娠報告のタイミング

妊娠が分かった際、勤務先の上司や同僚に報告するタイミングに迷うものです。一般的には安定期に入ってからの報告が多いですが、身体を動かす介護職では、報告のタイミングが異なることがあります。

介護職での妊娠報告のタイミングと、報告相手や順番を確認しましょう。

■ 妊娠報告のタイミング

介護職の方は、妊娠が分かり次第、できるだけ早く職場に報告することが望ましいです。

具体的には、産婦人科の診断で妊娠が確定した後に報告します。

一般的には安定期に入ってからの報告が多いですが、介護職では身体を動かす業務が多く、妊娠によってできる業務とできない業務が出てきます。

そのため、業務内容の見直しや人員確保、シフト調整など職場側が対応する時間を確保するためにも、妊娠確定後は早めに報告しましょう。

■ 妊娠報告の相手と順番

職場での妊娠報告は、報告する相手とその順番に注意しましょう。

報告の順番は以下の通りです。

1)上司への報告

2)同僚への報告

3)利用者やその家族への報告

最初に報告するのは直属の上司です。親しい同僚に先に話したくなるかもしれませんが、上司が他のスタッフから聞くことを避けるためにも、直接報告するまでは話さない方が無難です。

上司に報告する内容は、妊娠週数、出産予定日、現在の体調、検診や体調不良で休む可能性、産休や育休の取得予定、同僚や利用者への報告タイミングなどです。

妊娠報告時には、今後の仕事内容や勤務時間帯の希望も伝えましょう。妊娠中の体調は個人差があるため、どの程度の仕事が可能か上司には判断しにくいものです。

できる仕事内容や勤務時間帯の希望をしっかり伝え、無理なく働ける環境を整えることが重要です。

仕事内容については言いにくいこともあるかもしれませんが、妊娠を報告しただけでは仕事内容の配慮を期待できないこともあります。

自分の体調を最優先に考え、希望があればはっきりと伝えることが大切です。

 

2. 妊娠後、介護職をいつまで続けることができるかについて

介護職は身体に負担がかかる作業が多いため、妊娠後も続けられるか不安に思う方も多いでしょう。実際には、多くの妊婦が介護職として働いています。ただし、身体介助などの負担が大きい業務は避ける必要があり、仕事内容は上司と相談しながら決定することが一般的です。

妊娠後の仕事継続期間や妊娠時期別の業務内容について説明します。

基本的に、妊娠経過が順調な場合は「出産予定日の6週間前まで」、多胎妊娠の場合は「出産予定日の14週間前まで」働くことができます。この期間まで働ければ、産前休業を申請し取得することが可能です。産前休業は、出産予定日の6週間前から始めることができ、出産直前まで働くことも可能です。

しかし、出産後はすぐに復職するわけにはいきません。出産後には、産後休業があり、出産翌日から8週間は休業が必要です。

産後休業は法律で義務付けられており、原則として就業はできませんが、「産後6週間を過ぎ、本人が希望し医師が許可した業務」に限り就業が可能です。

出産予定日の6週間前、または多胎妊娠の場合は14週間前まで働ければ、産休・育休を取得し、出産手当金や育児休業給付金を受け取ることができます(勤務年数や健康保険への加入などの条件が必要です)。

妊娠中は体調が変わりやすく、つわりなどで動けない場合や、医師から自宅安静を言い渡されることもあります。そうした場合は、自分とお腹の赤ちゃんの健康を最優先し、体調が悪い時は無理をしないことが重要です。

 

3. 妊娠中に避けるべき業務

妊娠中に避けるべき主な業務は、「移乗介助・入浴介助・排せつ介助」など、介護職員に大きな負担がかかる作業や転倒のリスクがある業務です。

利用者を支える身体介護は、身体への負担と転倒のリスクがあるため、お腹が目立たなくても避けた方が良いです。また、入浴介助での浴室滞在は転倒リスクや体の冷えの原因になるため、担当している場合は交代を依頼しましょう。

夜勤も避けるべき業務です。生活リズムが乱れる夜勤は、妊娠中の身体に大きな負担をかけるため、避けた方が良いでしょう。

妊娠報告時には、施設側が負担の大きい作業や夜勤を免除してくれることもありますが、自分から業務内容の見直しを提案しないと変更されないこともあります。妊娠報告時には、避けるべき業務を事前に確認し、上司から業務内容の話がなければ、その場で今後の業務について相談することが大切です。

 

 

4. 妊娠中に可能な仕事内容

①妊娠初期

妊娠初期は、妊娠4週目から15週目(妊娠2ヶ月から4ヶ月)を指します。

この時期は外見上の変化は少ないものの、「つわり」の症状が現れるなど体調の変化が多く見られます。

つわりの症状は個人差があり、匂いに敏感になる人も多く、中には食事が摂れないほど、または飲み物さえも吐いてしまうほど重い症状を示す場合もあります。

 

妊娠初期に可能な仕事内容は以下の通りです:

- 着脱介助
- 入浴介助(誘導のみ)
- 排泄介助(身体的負担の少ないもの)
- おむつ交換
- シーツ交換
- 食事介助、口腔ケア
- 車いすでの移動介助
- 転倒リスクの少ない歩行介助
- 掃除、洗濯
- レクリエーションの企画、進行
- 業務日誌、介護記録の作成
- 日常生活の見守り など

妊娠後の体調は個人によって異なるため、上記の業務が全て可能であるとは限りません。特に妊娠初期は匂いによるつわりが発生しやすいため、排泄介助やおむつ交換、食事介助が困難な場合もあります。体調の変化に応じて業務内容を都度見直しましょう。

 

②妊娠中期

妊娠中期は16週目から27週目(妊娠5ヶ月から7ヶ月)を指します。

この時期は「安定期」とされ、つわりが治まり体調が安定することが多いです。お腹が大きくなり胎動を感じるなど、一息つける時期とも言えます。

 

妊娠中期に可能な仕事内容は以下の通りです:

- 着脱介助
- 入浴介助(誘導を担当)
- 排泄介助(誘導を担当)
- 食事介助、口腔ケア
- 車いすでの移動介助
- 転倒リスクの少ない歩行介助
- 掃除、洗濯
- レクリエーションの企画、進行
- 事務業務(業務日誌、介護記録の作成)
- 日常生活の見守り など

妊娠中期の体調も個人によって異なるため、上記の業務が全て可能であるとは限りません。お腹が大きくなるため、前屈みの姿勢を要する業務は避け、体調の変化に応じて業務内容を見直しましょう。

妊娠後期に可能な仕事内容

妊娠後期は28週目から40週目(妊娠8ヶ月から10ヶ月)を指します。

妊娠後期にはお腹がさらに大きくなり、張りを感じることが増えます。

胃が押し上げられることで不快感が生じたり、足のむくみが起こりやすくなります。特に階段などの段差には注意が必要です。

 

③妊娠後期

- 着脱介助
- 排泄介助(誘導を担当)
- 食事介助、口腔ケア
- 車いすでの移動介助
- 転倒リスクの少ない歩行介助
- 掃除、洗濯
- レクリエーションの企画、進行
- 事務業務(業務日誌、介護記録の作成)
- 日常生活の見守り など

妊娠後期の体調も個人によって異なりますので、上記の業務が全て可能であるとは限りません。特に妊娠後期はお腹が張りやすく、足元が見えにくくなるため、無理をせず、椅子に座ってできる事務作業を中心に業務内容を調整しましょう。

 

5. 妊娠中の介護職が気を付けるべきこと

妊娠中に介護職として働く場合、出産予定日の6週間前まで働いて産休を取得する方が多いです。

妊娠中の介護職が注意すべき点をまとめました。

 

妊娠中の介護職が注意すべき3つのポイントは以下の通りです:

- 周囲の理解と協力を得る
- ストレスを溜めない
- お腹を圧迫しない

それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

 

・周囲の理解と協力を得る

妊娠中の介護職にとって、周囲の理解と協力を得ることは非常に重要です。

妊娠中は体調不良や検診での休暇が増えるだけでなく、身体に負担のかかる業務は他のスタッフと交代する必要があります。介護現場ではスタッフの余裕が少ないことが多いため、他のスタッフに負担がかかります。

そのため、妊娠中も介護職として働くためには、周囲の理解と協力が不可欠です。

妊娠中であっても怠慢にならないようにし、「他のスタッフが理解し協力してくれている」ということを忘れずに、その時期にできる作業は率先しておこなうこと、また感謝の言葉を伝えましょう。

 

・ストレスをためないようにする

妊娠中は、過度のストレスが母体と胎児に悪影響を及ぼすとされています。ストレスは妊娠高血圧症候群のリスクを増加させ、切迫流産や早産、低体重児の出生、赤ちゃんの情緒不安定などのリスクを高める可能性があります。過度なストレスは血管を収縮させ、妊婦がストレスを感じ続けると、胎児への酸素や栄養の供給が不足し、早産や低体重児のリスクが増加します。

また、慢性的なストレスはコルチゾールという副腎皮質ホルモンの過剰分泌を引き起こし、胎児の神経系の発達に影響を与えることがあります。そのため、自分に合ったストレス解消法を見つけ、定期的にストレスを発散することが重要です。

 

・おなかを圧迫しないようにする

介護職では、前屈みの姿勢やしゃがむ動作が多く、妊娠中の女性には負担が大きいです。妊娠初期はお腹が目立たないため、これらの動作が可能かもしれませんが、中期以降はお腹が大きくなり、圧迫を避ける必要があります。特に急いでしゃがむとお腹を強く圧迫する恐れがあるため、お腹が目立ち始めたら慌ててしゃがまないよう注意が必要です。

 

6. まとめ

介護職で妊娠が判明した場合は、早めに上司に報告し、今後の業務について相談することが大切です。妊娠中でも介護職を続けることは可能ですが、業務内容には制限があります。妊婦の体調は個人差があるため、体調に合わせて業務を調整することが必要です。

介護の仕事は体力的にも精神的にも負担が大きいため、無理をせず、自分と赤ちゃんの健康を最優先に考え、必要であれば休職や退職を検討することも重要です。

 

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