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特別養護老人ホームでの管理栄養士のお仕事とは!?役割について解説!

皆様こんにちは!ロマです!

こんにちは!ロマ子です!今日は何について勉強していくのかな?

今日は『特養における管理栄養士の役割』についてです!

そうなんですね!非常に重要な職種ですので気になります!

では一緒に勉強していきましょう!

 

 

1.  管理栄養士・栄養士の役割と仕事内容

《役割とは!?》

特別養護老人ホームで働く管理栄養士・栄養士は、入居者に対して栄養管理と給食の提供を担当します。入居者は施設で生活しており、美味しく楽しい食事が求められる一方で、介護度が高いため、嚥下食や経管栄養の管理も必要です。

 

《仕事内容とは!?》

仕事内容には、栄養ケアマネジメント(旧栄養マネジメント加算・栄養マネジメント強化加算)があります。2021年の介護報酬改定では、特養と老健で管理栄養士による栄養ケアマネジメントが義務付けられました。これには、栄養スクリーニング、栄養状態のアセスメント、栄養ケア計画の作成が含まれ、入居者やその家族、保佐人への説明も重要な業務です。さらに、管理栄養士の配置人数が基準を満たせば、栄養マネジメント強化加算のための食事観察やデータベースへの報告も行います。

 

嚥下に配慮した食事の提供や経口維持計画の作成(経口維持加算)も仕事の一部です。特養では、嚥下に配慮した食事提供が不可欠であり、管理栄養士は安全な食事を提供する責任があります。また、リハビリ専門職が少ない施設では、食事中の姿勢評価や嚥下機能評価、自助具の選定も管理栄養士が介護職と協力して行います。

 

給食管理では、直営の場合は厨房業務全般を、委託の場合は給食委託会社の管理を担います。給食のコスト管理や業者の見直しも管理栄養士の業務です。

 

2. 管理栄養士の給料事情は!?

特養栄養士の給与や休みなどの待遇面については、正社員の場合、月給は20万~25万円、年収は280万~350万円で、勤続年数が長くなると昇給やボーナスで年収400万円程度になることもあります。

勤務時間は厨房の運営方法により、直営給食の場合は早出や遅出がありますが、委託の場合は日勤のみの可能性が高いです。休みも運営方法に依存し、直営の場合はシフト制、委託の場合は土日休みの施設も多いです。

 

3.  大変さとやりがいは!?

前述したように、介護度が高い入居者が多い特別養護老人ホームでは、嚥下調整食に細心の注意を払ったり、食欲がない方が低栄養状態にならないように工夫が必要です。

専門性を発揮し、重い責任を担うことによる精神的な負担もあります。

しかし、人生の最後まで食の喜びを提供できることは、特別養護老人ホームならではの大きなやりがいとなります。

例えば、看取りの際に「最後にアイスクリームが食べたい」という願いを叶えたり、行事食を楽しんでいただくことができます。

人生の最終段階まで豊かな生活を送れるよう、食事を通じて支援することは、大きなやりがいを感じる瞬間です。

 

4.  管理栄養士や栄養士に求められること

次に、特別養護老人ホームで働く管理栄養士や栄養士に求められることをご紹介します。

 

食事環境全体に関する幅広い知識が必要です。

特別養護老人ホームの栄養士は、栄養管理や給食管理だけでなく、「嚥下、認知症、自助具、姿勢」など、食事に関連する疾患や環境についての知識も必要です。

特別養護老人ホームは、老人保健施設ほど専門職が多くはないため、他職種に頼ることが少なく、管理栄養士が幅広い知識を持って対応することが多くなります。

 

医療や介護の専門職との連携も重要です。

食事サービスや栄養管理は管理栄養士が中心となりますが、医師や看護師、介護士、相談員やケアマネジャーなど他の専門職との連携が不可欠です。

 

また、書類処理能力やパソコンスキル、社会人としてのマナーも求められます。

栄養ケアマネジメントに関わる多くの書類を扱うため、書類処理能力が必要です。また、政府に提出するデータベースへの情報入力や、エクセルを使った管理など、パソコンスキルが想像以上に求められます。

 

厨房を委託している施設では、事務所での勤務や電話対応、窓口対応も行います。委託会社の本部社員とのビジネス交渉や、入居者の家族との連絡など、基本的なビジネスマナーが求められます。

 

5. まとめ

特別養護老人ホームで働く管理栄養士や栄養士は、病院での治療に関わる食と栄養ではなく、生活の場での食と栄養を提供することに興味がある方に適しています。

2021年の介護報酬改定以降、複数配置の職場も増えており、1名配置が苦手な方もチャレンジしやすくなっています。

1名配置の職場でも、栄養ケアマネジメントを学ぶ機会は多くあります。ぜひ、特養での就業も選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか!