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食事の重要性!:特別養護老人ホームにおける食事内容・形態とは?

皆さんこんにちは!ロマです!

こんにちは!ロマ子です!今日は何について勉強していくのかな?

今日は『特養における食事形態』についてです!

食事は大切なことですからね!

そうなんです!ぜひ、一緒に勉強していきましょう!

 

 

1. 特養における食事内容とは?

特別養護老人ホームで提供される食事は、ユニバーサルデザインフード」の基準に沿って作られています。これは、日本介護食品協議会が定める介護食の分類で、高齢者の咀嚼能力に合わせた食べやすい食事を提供することを目的としています。ユニバーサルデザインフードは、4つのカテゴリーに分けられています。

 

①普通に食事が出来る人

この区分は、しっかりと咀嚼でき、比較的普通に食事ができる利用者を対象としています。

「硬いもの・大きいものは少し食べづらい」という程度で、問題なく飲み込むことができる嚥下力を持っています。

主食に関しては、「通常のご飯から軟飯」の硬さです。また、水分などにトロミを加えることもありますが、「ドレッシング」程度のトロミで、特に強くはありません。

咀嚼力と嚥下力に大きな問題がない利用者は、このカテゴリー①に該当します。

 

②硬い物や大きい物は食べづらい人

食事が硬いものや大きいものに対して顕著に食べにくい方向けには、カテゴリー1よりも一段階食べやすいレベルで提供されます。

嚥下力がやや低いため、食材によっては飲み込みに苦労することがあります。

主食は「軟飯または全粥」として提供され、水分やその他のトロミは「とんかつソース」程度のやや濃厚なトロミが加えられます。

このカテゴリーの副食は小さく切り、柔らかく調理されることがあります。

 

③細かく柔らかければ食べられる人

このカテゴリーは、飲み物が飲みにくいと感じる方に適しています。

前述のカテゴリーと比較して、食材の形状はほとんど保たれず、とろみの程度はケチャップくらいです。

細かくて柔らかいものを好む利用者には、このカテゴリーが適しているでしょう。

 

④固形物は小さくても食べづらく水が飲みづらい人

このカテゴリーでは、多くの方が液体さえ飲み込むことが難しいと思われます。

主食は「ペースト」で、副食も「ペースト」が一般的です。

また、トロミの調整については、「マヨネーズ」程度の濃度を付けることも可能です。

 

2. 特養での食事形態について

それでは、特別養護老人ホームで提供される食事の種類について見ていきましょう!

 

①常食

この食事は、咀嚼や嚥下に大きな問題がない方向けです。普段私たちが食べている食事と同じ形態で、ほとんど手を加えていない状態で提供されます。

 

②刻み食

咀嚼力や嚥下力が弱くなった利用者の為に、常食を細かく刻んだ食事になります。

 

③極刻み食

刻み食よりも更に細かく刻んだ食事になります。より嚥下力の低下がみられる利用者に対して提供されます。

 

④ソフト食

見た目や味は普通の食事と同じだが、食べ物をつなぎにして、舌や歯茎でつぶせる柔らかさに加工してある食事にはなります。

 

⑤ミキサー食

刻み食を食べることが困難な利用者の為に食事をミキサーにかけてかまずに食べられるようにした食事になります。

 

⑥ムース食

素材や料理をペースト状にしたものをムース上に固めた食事になります。

 

大きく分けるとこのような種別があるかと思います。

特別養護老人ホームには管理栄養士がおり、利用者の栄養状態や食事摂取の状況を考慮しながら、看護師や医師の意見を参考にして食事の形態を決定します。何かご不明な点があれば、施設にご相談ください。

 

3. 特養で食事は調理しているの?

特別養護老人ホームで提供される食事には、いくつかのパターンがあります。

 

・施設内の厨房で、職員が調理する。

・施設内の厨房で、外部の業者が調理する。

・施設内に厨房がなく、外部の業者に委託する。

 

これらが主なパターンです。最近は、施設で調理をせず、温めるだけのチルド食を提供するところも増えています。それぞれの方法にはメリットとデメリットがありますので、特養の食事の調理方法が気になる方は、確認すると良いでしょう。

 

4. 献立はだれが決めるの?

特別養護老人ホームの献立は、栄養士や管理栄養士が作成します。彼らは栄養ケアを提供するために配置され、全体的な栄養バランスやカロリーを考慮して、どのような食事を提供するか決定します。

 

5. まとめ

特別養護老人ホームで提供される食事は、入居者の健康状態に合わせて様々です。

咀嚼力や嚥下力が十分な方と、これらの能力に問題がある方では、食事の種類が変わります。

また、施設が直接調理するか、外部の業者に委託するかによっても、食事の提供方法は異なります。

施設によっても違いがありますが、食事は利用者にとって非常に重要な要素です。食べることを生きがいと感じている利用者も多いため、入所を検討する際には、食事内容を確認することをお勧めします。

少しでも皆様の参考になれば幸いです!