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介護保険負担限度額認定証: 知っておきたいポイント!

皆さんこんにちは!今日もいそいそと働いております!

こんにちは!今日は何について勉強していくのかな?

今日は介護保険負担限度額認定証』についてです!

なるほど!聞いたことはあるけどあまりよくしらないな…。

じゃあ一緒に勉強していきましょう!

 

 

1.介護保険負担限度額認定証とは?

介護保険負担限度額認定証とは介護保険施設ショートステイを利用するときは通常であれば食費と居住費は全額自己負担であるが、生活保護等受給者や、要件をすべて満たす方に対して、その自己負担額を軽減する制度です。負担限度額認定証はこの制度の対象となる方に交付する証です。

段階が5つあり

・第1段階

・第2段階

・第3段階①

・第3段階②

・第4段階

に分かれます。各要件によって、どの段階に該当するかが決まってきます。

 

2.制度の対象となる為の要件とは?

前述の通り、通常であれば食費や居住費は全額自己負担でありますが、生活保護等受給者や要件をすべて満たした方は負担軽減を受けることが出来ます。ではどのような要件があるかを学んでいきましょう!

 

条件1:課税世帯か非課税世帯か

《本人を含む世帯全員が住民税非課税世帯である事。》

※本人の配偶者が別世帯になっている世帯もありますが、配偶者も住民税非課税世帯であれば問題なく該当します。

条件2:預貯金

負担段階 本人名義の預貯金額
第1段階 該当要件特になし
第2段階 本人の預貯金等の合計金額が650万円以下
※配偶者がいる場合は、夫婦の合計が1,650万円以下
第3段階① 本人の預貯金等の合計金額が550万円以下
※配偶者がいる場合は、夫婦の合計が1,550万円以下
第3段階② 本人の預貯金等の合計金額が500万円以下
※配偶者がいる場合は、夫婦の合計が1,500万円以下
第4段階 対象外の方

 

預貯金に関しては簡単にまとめると上記の表のような感じになります!

預貯金以外で対象になるものはあるのかな?

実際どうなんだろう?不動産とか株券とかってどうなんだろうね?

勉強してみよう!

 

預貯金以外で対象になるものがあるかどうかといわれるとあります!

【預貯金等に含まれるもの】

・有価証券(株式・国債等)

・金銀などの貴金属

投資信託

・タンス預金

・住宅ローン

 

【預貯金等に含まれないもの】

・自動車

・時計や宝石など時価評価額の把握が困難である貴金属

・その他高価な価値のあるもの(絵画・骨董品等)

 

そうだんだね!ちゃんと対象が決まっているんだ!

うん!しっかりと自分の家には何があるのかを確認して申請する必要があるね!

 

条件3:収入

負担段階 本人名義の預貯金額
第1段階 生活保護・老齢福祉年金受給者等
第2段階 年収80万円以下
第3段階① 年収80万円超~120万円以下
第3段階② 年収120万円超~
第4段階 対象外の方

 

年収に関しては上記の表のような要件になります。

 

以上の条件1~3をまとめると以下のような表になります。

 

【特例軽減措置】

先程から第4段階の方は食費や居住費の減額対象ではないと話しておりますが、高齢世帯や様々な事情により経済的困難な場合もあります。

そのような時は、条件に該当すれば第3段階の負担限度額に適応されることがあります。これが、特例軽減措置です。

《要件》

・世帯人数が2人以上。配偶者が同一世帯でない場合には、世帯数の数に1人を加える。

介護保険施設うや地域密着型介護老人福祉施設に入所しており、利用者負担第4段階の方

・世帯全体の年間収入から、利用者が負担する施設での自己負担額を引いた額が80万円以下

・世帯の預貯金等の総額が450まんえん以下

・日常生活に使う資産以外の資産を持っていないこと。

介護保険料を滞納していないこと。

 

上記の要件に該当している場合は特例軽減措置が可能です。第4段階だから全く受けられないわけではないので、しっかりと確認しましょう。

 

なるほど!条件に当てはまる場合は食費や居住費が安くなるんだね!

そうだね!実際どれくらい安くなるんだろう?

 

3.負担限度額認定証が発行された場合の金額

※第4段階の料金に関しましては、各施設によって変わってきます。また、従来型やユニット型によっても変わります。今回はうちの施設がユニット型個室である為、ユニット型の費用額をもとに算出しています。

結構金額が変わるんだね!

そうなのよ!だからこの制度を知っているかどうかって結構料金変わってくると思うよ!

勉強になったね!

 

4.申請の方法

①申請に必要な書類

介護保険負担限度額認定申請書

・同意書

・預貯金等の証明の為の添付書類

・添付書類

 

※添付書類に関しては、細かく内容が指定されております。

・預貯金   → 通帳の写し(直近2か月分)

・有価証券  → 証券会社や銀行の口座残高の写し

投資信託  → 信託銀行等の口座残高の写し

・タンス預金 → 自己申告  等

 

②申請手順

各市区町村の介護保険課担当窓口に必要書類を提出してください。ただし、必ず必要書類に関しては、事前にホームページや窓口で確認しましょう。

提出後、概ね1週間程度で結果が出ます。提出書類に不備がある場合は、結果に遅れが出ます。気を付けてください。

また、対象になった場合(第1~3段階)は、介護保険負担限度額認定証が交付されます。第4段階の場合はその旨が通知されます。

 

③注意事項

介護保険負担限度額認定証の有効期間は毎年8月1日から翌年7月31日です。一度申請をした方も必ず毎年申請をする必要があります!一度申請をされた方には毎年5月もしくは6月(自治体によって変わる可能性有り)には住所地に郵送で申請用紙が再度届きますので、忘れずに再申請を行うようにしてください!

施設入所系サービスを利用した場合(サービス付き高齢者住宅、グループホーム、有料老人ホーム等は除く)利用料金に影響します。更新を忘れた場合でも更新付きの8月末までに介護保険負担限度額認定証が届き、対象施設へ提出することができれば、8月の最初の利用から遡ることができますので、必ず8月中の申請をしましょう!9月に入ってしまうと8月分の利用料は適用になりませんのでご注意を!

 

5.まとめ

皆さん介護保険負担限度額認定証について聞いたことはありましたか?実際、施設利用料である食費や居住費が安くなる為、非常に便利な制度です!その為、適用要件があり、全員が対象になるわけではありませんが、一度確認をして、対象なのかどうかを調べてみた方が良い制度です!

以下の点はしっかりと確認し、少しでも経済的負担なく施設利用を目指しましょう!

・適用される為には、要件があり、世帯分離していても合算される点がある為注意が必要!

・申請は毎年!忘れずに!