皆様、こんにちは! 今日もいそいそ働いております!
今日のテーマは『実地指導監査』についてです。
『実地指導』とは、サービスの質の確保や介護給付の適正化などを目的に、都道府県や市町村が介護事業所に出向き、運営状況や記録といった事業所の実態を確認する指導のことです。実地指導で指摘事項があると、減算等の罰則が発生する可能性があります。
また、実地指導のほかに『監査』というものがありますが、実地指導とはまた違うものとなります。違いをまとめなが、ポイントだけまとめ、実地指導のタイミングや準備すべき書類が何かを説明できればと思います!
ここ最近長らく新型コロナウイルスの影響で実地指導監査は行われておりませんでしたが、ついに当施設にも来ます!
本当に久しぶりな気がします。。。心配ですね。
実際もう久しぶりすぎてあんまり覚えてないのが現状ですね笑
なんとか昔の記憶を思い出しながら、自分自身の振り返りも兼ねてまとめていくことができればいいですね🎵
では『実地指導・監査』一体何をするのかまとめていきましょう!
監査当日の流れに関してはこちらをご覧ください!
集団指導・実地指導とは?
行政が行う指導の中には、集団指導と実地指導があります。
集団指導は、管轄行政が実施し、各介護事業所を1か所に集めて開催するものとなります。
実地指導は、管轄行政が実施し、個別の介護サービス事業省現地にて、「運営指導」と「報酬得請求指導」の2つが行われます。どちらも、主に介護保険法23条・24条が根拠となり施行されます。
頻度としては指定有効期間に最低1回以上定期的に実施されます。
運営指導
運営指導は、高齢者虐待や身体拘束等の防止・理解促進を目的におこなわれる行政指導です。また、介護事業所が各利用者に対し個別的なケアが提供できるように、アセスメントやケアプラン等について確認・指導する意味合いもあります。
報酬請求指導
報酬請求指導は、介護報酬や各種加算について、適切な体制が確保されているか確認するためにおこなわれる行政指導です。実地指導者は、介護事業者に対し、サービス提供の実態であったり、他職種連携の状況であったりをヒアリングしていきます。
「運営指導」や「報酬請求指導」は、利用者の生命に危険があったり、著しく悪質な不正があったりした場合に、『監査』に変更となるケースもあります。
まぁ、わか笑りやすく言うと、やばいことしたら『監査』になるって考えればいいのかな?
言い方悪いけど・・・。笑 でも実際は悪いことをしないようにしていかなきゃいけないし、間違っていることを訂正してくれると考えていきましょう笑
実地指導で提出が必要な書類とは?
実地指導では次のような書類の準備が必要となります。
■提出書類(事前に提出するものもあれば事前に提出するものもある)
・入所者サービス提供の状況(入退所関係・身体拘束・入浴・褥瘡等)
・施設職員の状況(職員名簿・勤務時間が分かる書類・人員配置等)
・利用料受領に関する書類(経理関係書類等)
・施設の運営状況が分かる書類(
■提示書類(当日に見せる書類)
1.人事労務関係
①就業規則
②雇用契約書関係(常勤・非常勤)・資格証関係・従業者の秘密保持に係る誓約書等
③勤務表(全職種分:予定及び実績が確認できるもの)
④出勤簿またはタイムカード(派遣職員を含む)
⑤宿直日誌(防火管理担当者の日誌)
⑥賃金台帳
⑦ハラスメントに係る指針・担当者が分かる文書・相談の記録
2.非常災害対策関係
①消防計画作成(変更)届出書及び(添付した)消防計画書
②防火・防災管理者仙人(解任)届出書
③非常災害に係る対策計画・対応マニュアル等(火災、地震、土砂災害、水害等)
④土砂災害、水害に係る避難確保計画
※土砂災害、水害については対象区域に含まれている場合のみ。
⑤防災訓練の実施計画書及び実施記録
⑥消防設備等点検記録及び結果報告書
⑦直近の消防用設備点検で報告された不良個所への対応状況が確認できる書類。
⑧非常災害時の連絡網・関係機関連絡先一覧等
⑨災害対策備蓄食料品のリスト・献立表
3.業務継続計画(BCP)関係
①自然災害発生時の業務継続計画
②自然災害発生時の業務継続計画に係る研修記録
③自然災害発生時の業務継続計画に係る訓練(シュミレーション)記録
④感染症発生時の業務継続計画
⑤感染症発生時の業務継続計画に係る研修記録
⑥感染症発生時の業務継続計画に係る訓練記録
4.利用者サービス提供関係
①入所者台帳
②ケース記録
③各種カンファレンス記録
④各種日誌(介護日誌・看護日誌・相談日誌等)
⑤身体拘束に関する書類
・指針、マニュアル
・身体拘束適正化検討委員会要綱(※あくまで指針と別で作っている場合のみ)
・委員会名簿(委員構成が確認できるものであれば問題ない。)
・委員会の議事録及び従業者に周知したことがアック人出来る書類
・研修記録
・身体拘束に係る説明同意書
・経過観察・再検討時の記録が分かる書類
⑥高齢者虐待防止に係る書類
・指針、マニュアル
・委員会の議事録及び従業者に周知したことが把握出来る書類
・虐待防止の担当者を設置していることが確認できる書類
・研修記録
・虐待に係る対応記録(実例がある場合のみ)
⑦機能訓練記録
⑧入浴記録
⑨排泄記録
⓾レクリエーションの実施記録(行事、クラブ活動等)
⑪施設サービス計画書
⑫苦情対応に関する書類
・マニュアル
・委員会の議事録
・苦情の受付対応記録
⑬事故防止に関する書類
・指針、マニュアル
・事故防止検討委員会要綱(※あくまで指針と別で作っている場合のみ)
・委員会名簿(委員構成が確認できるものであれば問題ない。)
・委員会の議事録及び従業者に周知したことが把握出来る書類
・研修記録
・ヒヤリハットの記録
・事故報告書
・事故対応記録
・家族等への報告記録
・施設賠償責任保険証券
⑭感染症及び食中毒に関する書類
・指針、マニュアル
・感染対策委員会要綱(※あくまで指針と別で作っている場合のみ)
・委員会名簿(委員構成が確認できるものであれば問題ない。)
・議事録
・研修記録
・感染症・食中毒にかかる対応記録
・感染症予防及び蔓延防止のための訓練記録
⑮褥瘡に関する書類
・指針、マニュアル
・議事録
・研修記録
・褥瘡予防のための計画
・褥瘡に対する評価表
⑯栄養管理に関する書類
・栄養スクリーニング、アセスメント、モニタリングの記録
・栄養ケア計画
・療養費に係る食事箋(※あくまで療養食加算を算定している場合)
⑰口腔衛生に関する書類
・口腔衛生の管理に係る技術的助言及び指導の記録
・入所者の口腔衛生の管理体制に係る計画
⑱入退所に関する書類
・入退所検討委員会要綱・指針
・委員会名簿(委員構成が確認できるものであれば問題ない。)
・議事録
⑲契約書関係書類(契約書・個人情報使用同意書・パンフレット等)
⑳介護保険番号・有効期限等を確認している記録
㉑緊急時対応マニュアル
㉒職員研修の記録(上記記載以外のもの)
5.介護給付費関係
①介護給付費請求明細書(控)※レセプト
②介護給付費請求に係る関係書類(利用者に対する請求書や領収書等)
③『介護職員(等特定)処遇改善計画書』に係る職員への周知・説明状況が確認できる資料
④加算関係書類(算定要件を満たしていることが確認できる書類)
6.利用者預り金関係
①依頼書・同意書
②通帳・金銭出納簿・証票類等
7.運営協議会関係書類
①運営推進会議の議事録
以上が事前及び当日必要な書類の一例です!
結構量がたくさんあってやばい・・・。
一度にすべてを整理していくとなると大変ですけど、このような書類が必要と分かっていると普段からしっかり整備する意識がつくよね!
そうなんだけどね・・・。笑 なかなかうまくはいかないよね。笑
とりあえず準備しなきゃいけない書類は準備していかなきゃね!笑
うん!一旦準備してみる!頑張ります!
では、次回は『当日のタイムテーブル』について説明します!準備が間に合うようこれから頑張ってきますね!またねー♪
はいはーい!