皆様こんにちは!ロマです!
こんにちは!ロマ子です!今日は何について勉強していくのかな?
今日は『アンガーマネジメント』について研修をしたので皆さんに共有できればと思います!
なるほど!どんな職業でも必要なことだし、介護職はどうしても対人仕事だから学んでおいて損はないね!
うん!一緒に勉強していきましょう!
1. アンガーマネジメントとは?
アンガーマネジメント、直訳すると『怒りの管理』。
怒りという感情と上手に付き合っていくための心理教育・トレーニングであります!
1970年代にアメリカで発祥し、当初は犯罪者の強制プログラムとして活用されていました。現在は、時代と共に改良され、一般企業の研修でも取り入れられるなど、多くの分野で活用されています。なぜ多くの分野で活用されるようになったかというと
・パワハラなどのハラスメント防止
を考え始めたことが理由の一つであります!
このアンガーマネジメントを学ぶことで、一時の感情に左右されなくなり、職場内でも良好な人間関係を築き易くなります。
一般企業だけではなく、多くの介護施設でもアンガーマネジメントの研修を行う施設が増えており、対人関係で悩みを持つことが多い介護業界でも広く活用されております!
2. そもそもなぜ怒ってしまうのか?
人間誰しもが、誰かに対して、はたまた何かに対して怒った経験はあると思います!
そのメカニズムについて考えたことがありますか?
考えたことないかも!
確かに!改めて言われるとなんでだろう??
分かりやすく、ライターに例えて説明してみましょう!
『ライターはスイッチを押すと火元となる火花が発生します。その火花に燃料であるガスが引火し、火が発生します。』
では人間に置き換えて考えてみましょう!
人間が怒るきっかけとは・・・
・自分が大事にしている価値観や理想等を裏切られたとき
が大きいと思います。不安なことや何かに対して不満などの感情がたまっていると、自分の中にあった『〇〇してほしい、〇〇すべき』という理想や希望・期待・価値観が裏切られたときに、ライターで言う着火スイッチが入ります。
その際、マイナス感情(不安や不満等)という燃料がたくさんたまっていると、より怒りという火が大きく燃え上ります!
このように『〇〇してほしい、〇〇すべき』という理想や希望・期待・価値観などの着火スイッチとマイナス感情(不安や不満等)という燃料が2つそろうことで怒りは発生するのです。つまり、どちらかを減らすことが出来れば、必然的に怒りの火は小さくなっていきます!
《介護現場でのイライラのシーンとは?》
・何度も同じ話をされた。
・時間がないのにこちらの意図が伝わらない。
・暴言・暴力にあった
・汚物まみれになっていたり等
利用者がどのような状態であるか、どのような基礎疾患や認知症、精神疾患をお持ちなのかは職員は十分把握していると思います。しかしながら、人間ですので理性と感情はうまくいかないものです。
3. そもそもアンガーマネジメントを学ぶ必要性は?
介護現場のアンガーマネジメントには利用者及びスタッフとの関係を良好化し、高齢者に対しての虐待防止を図る為に必要とされています!
そうなんだね!
確かに昨今利用者に対しての虐待の事件だったりよくニュースで見かけるもんね・・・。
うん。どんな事情があれが虐待はよくないし、自分たちで防げるのであれば出来ることをやっていかないとね!
※介護保険制度が始まって以降、虐待に関する事例が発生したことを機に、2006年に
「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律(高齢者虐待防止法)」が施行されました。
過去に高齢者虐待に関するブログを書いてるのでぜひ参考にしてください!
介護現場では、人材不足に伴う疲労などによってイライラしてしまうことは多々あります。正直結構精神的につらいときは多くあります。そのような中で、認知症の利用者や精神疾患をお持ちの利用者から暴言や暴力を受けてしまうと、よりイライラしてしまう事になります。
働く職員も人間ですので、そのような状況では手厚い介護が出来なくなってしまうものです。頭では理解していても、感情的になってしまう可能性があり、結果的には利用者に対して暴力をふるってしまう可能性があります。
抜本的に人員不足をすぐに解消することが求められますが、なかなか進まないのも現状です。その中でも私たちが出来ることを考えると、『怒りの管理方法』を学ぶということかと思います!
4. アンガーマネジメントの実践!
アンガーマネジメントで大切なことの一番は怒りをコントロールする事です。衝動や思考・行動のコントロールをとる必要があります。
怒りを感じた際に行動を抑制する為に行うものであり、一般的に多く言われているのが『6秒ルール』かと思います!
怒りを感じた際に6秒我慢する事で理性が働き、怒りの衝動を抑えられるというものです。我慢の仕方もそれぞれだと思います。例えば
・違うことを考える。
・その場を離れる。
・違うところに視線を送る 等
正直色々あります。自分なりに一番いい方法を見つけてください!
私は一度その場を離れるのが効果的かなと思っております!しかしながら、介護職なのでしっかりと引継ぎをしましょう!その引継ぎをしている間になんとなく落ち着くものです。
また、私自身怒りのコントロールに大切なのは『そのこと自体が変えられるものであるのかはたまたそうではないのか』ということです。
何かをして改善出来るものに関しては、時間があるときに改善に向けて取り組みましょう!しかしながら、変えることが出来ない事象に対して怒る事自体あまり意味はありません。どうにもできないので、こんなこともあるのかと受け入れる方向に意識を向けるようにしています。客観的に自分自身と向き合うことで怒りをコントロールするようにしています!
5. まとめ
介護現場ではどうしてもイライラすること結構起こります。感情的になることがないように意識する必要があります。何よりもアンガーマネジメントを学ぶことで、利用者や自分自身の心を守ることに繋がります!
自分は普段から怒らないから!と思う人も多いと思います。しかしながら、人間ですので絶対ということはありません。様々な要因が重なった時には突発的に怒りが発生する可能性があります。アンガーマネジメントを学んでおくことは損にはならないでしょう!ちょっとでも意識しながら、日々の業務にあたってくれれば、少しでも皆様のストレス改善の一助になるかと思います!